2024/06/23 次のインフルエンザ大流行(パンデミック)が近いかも?

過去のパンデミック(世界的大流行)は1918年(スベインかぜ)、1957年(アジアかぜ)、1968年(香港かぜ)そして直近が2009年です。大体、10年から30年周期でパンデミックが起きているといわれています。最後の2009年から今年で15年目となり、次のパンデミックの危険が高くなっています。

新型インフルエンザウイルスの元はトリがもっているトリインフルエンザウイルスと言われています。基本的にトリインフルエンザウイルスは直接ヒトに感染することはありません。トリインフルエンザウイルスが他の動物に感染を繰り返す中で、ウイルスが変異してヒトに感染するウイルスが出来上がります。

2009年のウイルスは、トリインフルエンザとヒトインフルエンザが豚の体内で変異してできたそうです。トリから哺乳類に感染すると、同じ哺乳類であるヒトにも感染しやすくなっていくというわけです。

今心配されていることは
アメリカでトリインフルエザの牛への感染が増加していることです。

2022年2月 七面鳥が感染
2024年3月 乳牛への感染が発見
2024年4月 乳牛農家の従業員の感染
現時点で9つの州で乳牛の感染が発見されています。

実は2009年のパンデミックの3年前にトリインフルエンザウイルスの豚への感染が発見されていました。現時点で見つかっているトリインフルエンザウイルスにはヒトに感染しやすくなる変異は見つかっていませんが、牛への感染が増えるとともに、新型インフルエンザウイルスの発生が心配されています。